雑記
私の周りの人たちは、優秀な人が多い、本人もその家族、とりわけ子供が。
何度もうらやましいと思ってきた。
今だってそういう気持ちがないかといえば、うそになる。
うちの子がもっと優秀だったら、と子供のことを疎ましく思うときもある。
でも、突き詰めていくと、子供がどうこうというより、
自分にダメだから、子供が優秀に育たなかったんだ、自分が悪いんだ、
と自分に嫌気がさしてどうしようもなくなっていることに気づいた。
昔から、少しでも褒められると、それが怖くなって全部ぶち壊したくなり、
実際に期待を裏切ることばかりして、自分はどうしようもないのだから、
仕方ないと思ってきた。
実際親に褒められたことがないので、自己肯定感が著しく低い。
本当にまったく自分に自信がない。
きっとずっと変わらない。
これから先も、死ぬまで自分を好きにはなれない。
でも、それでいい。そういう人間がいていい。それが私の生き方だ。
無理に変えなくていい。そのままでいよう。
でも、もう気持ちをため込むのはやめる。
なんでも書き出す。
よいことも悪いことも全部書き出す。
意味不明でもいい。
とにかく書き出すことにした。
頭痛肩こり樋口一葉 まとめ
おとといは、井上ひさしの脚本がいかに素晴らしかったかという感想しか書かなかった。
とにかくそれがなによりも印象深かったから。本当に本当に感動した。
とりあえず、登場人物とあらすじくらいは、備忘のため書き留めておきたい。
登場人物:たったの6人、すべて女性
樋口夏子(一葉)
樋口多喜(一葉のお母さん)
樋口邦子(一葉の妹)
おこう(一葉のお母さんが乳母をしていたところのお嬢様。明治維新で没落した士族のお姫様。夫の商売はうまくいってない)
お八重(一葉の親類にあたる?ちょっと忘れた。お兄さんと私立小学校を経営。)
花蛍(幽霊。毎年お盆になると、夏子の家に現れる)
場所:多喜、夏子、邦子の3人が暮らす借家(ほぼ毎年引っ越しをする。)
とき:一葉の死の何年か前から(主に旧盆7月16日)
うーん、今日はつかれた。
もうやめよう。
借りた本(2022/08/06)
1.山びこ学校 岩波文庫
2.松本清張傑作短編コレクション 上 文春文庫
3.図鑑を見ても名前がわからないのはなぜか? ベレ出版
1、3:8/9読み始める。
3.思っていた通りとても面白い。今のところ、同定クイズは全問正解。
やっぱり植物や昆虫の分類を専攻したかった。
物事を整理するのは本当に楽しいと思う。
今更研究者にはなれないけど、趣味として楽しみたい。
まずは、この本で分類の楽しさを思い出そう。
1.昭和20、30年代の貧しい農村の小学校の子供たちの作文。
まだ1つ目しか読んでいないけど、こんなに貧しかったのか?
でも、とても心も頭も、私なんかに比べて成熟していて聡明だと思った。
きっと無着先生(これから読んでいくと詳しいことがわかるのだろうけど)
という先生が、生徒たちに、どうすればよりよく生きることができるのか?を
自分の頭で考えられるように、一緒に悩み、学び、教えているからなのかも
しれない。読み進めていこう。
教えているからだろうか?
頭痛肩こり樋口一葉
8月7日、紀伊国屋サザンシアターに劇を見に行った。
高校からの友達と一緒に。
そのせいか、満員御礼状態だった。
年齢層はやや高め。ほとんどが、自分と同じかそれ以上の年齢の人達ばかりだった。
何度も再演されている人気のお芝居だそうだが、期待通り素晴らしいお芝居だった。
役者さんの演技もさることながら(特に若村麻由美さん演じるお化けとお母さん役の人がすごかった)、井上ひさしの脚本の素晴らしさに圧倒された。
樋口一葉について何も予備知識もなく、彼女の作品を一つも読んだこともないのに、
せりふと場の変化だけで、私のような頭の回転の遅い人間でも、スポンジに水がすっと染み込むがごとく、樋口一葉の人生や人となりを理解することができた。
どのせりふも、押しつけがましさがみじんもなく、一切の無駄が排除されていた。
また、とんでもなく悲劇的な内容のはずなのに、常に明るく、楽しい。
まさに、悲劇は遠くから見ると、喜劇に見える、という感じだった。
こんなせりふの生き生きしたお芝居はいままでみたことない。
何度も再演を重ねる人気のお芝居である理由がよくわかった。
本当に見に行ってよかった。
役者さんたちも、演じるのが大変だけど、楽しかっただろうと思う。
一緒に行った友達もとても喜んでくれた。
わざわざこまつ座にアカウント作って、チケットを取った甲斐があったというものだ。
樋口一葉がお札になる、ということになったとき、「どうして?」と思ったことがある。
大して作品も残してないし、お札になるほどの人かなあと。
でもこのお芝居を見て、本当に勇気のある壮絶な人生を送った人だったんだなあ、お札になってしかるべき人だと思いなおした。
今ですら、女性は生き方に制約が多い。日本は特にそうだといわれるけど、
欧米だってそう変わらない。損な役回りはいつも女が担っていると思う。
女がいないと男も生まれないのに、本当に大切に扱われていないと感じる。
日本では、欧米に追い付き追い越せと真似をしていく中でどんどん女性の地位が
下がってきたように思う。
そういえば、レディーファーストというのは、男の弾除けの盾がわりに女性を先に行かせることがその始まりだったと、どこかで読んだ。
鎌倉時代あたりまでは女性の地位はそんなに低くなかったとも聞いている。(北条政子しかり)
西欧的な考え方や慣習は、本質的には人間軽視の遅れたもののように思う。
人権、人権叫ぶのは、そこに人権がないからだ。
大体、これまでのひどい戦争はたいていヨーロッパから始まってる。
戦争しては、少し反省して、また戦争して。
いつになったら、このサイクルから抜け出すのだろう?
それに巻き込まれるほかの地域はたまったものではない。
中東でもアフリカでも常に争いが絶えない。
もうヨーロッパは、はっきり言ってオワコンだ。
関わると必ずこちらが損をする。かかわりたくない。そんな風に最近思う。